コーヒー焙煎機の煙突施工「nido coffee roastery」様 北海道旭川市常盤公園沿いに12月3日グランドオープン
コーヒー焙煎機の煙突施工
私達「筒師」は煙突の施工といっても薪ストーブだけではなく、煙突に関するあらゆる仕事に携わる機会を頂けます。
今回の仕事はコーヒー焙煎機の煙突施工でした
ご依頼頂いたのは旭川の高架下の商店街にこぢんまりとお店を構えていた「nido」さん
その前の和寒町でコーヒーショップをやられてた頃からのお客様でもありますが、
この度常盤公園沿いの一軒家を購入して自宅兼コーヒーショップをオープンします。
幸いにも既存の集合煙突がある住宅でした
30~40年前の住宅には当たり前にあった集合煙突ですが今ではこの構造を理解してる業者も
激減してまして、施工が出来ない、そもそも使っていいのか判断が出来ないといった理由で
解体されてしまうケースを良く聞きます。
まともに屋根上まで煙突を施工するとかなり出費が大きくなってしまうので
この集合煙突を利用できないかというご提案でした
集合煙突は施工もメンテナンスも、壊れた場合は修復まで筒師の得意技なのでもちろんですと
施工を承りました
取り付ける焙煎機はFUJI ROYAL ロースターR‐105(5kg)
戦前から続く超老舗ブランドの国産ロースターです
オーナーさんの知人のコーヒー屋さんから譲り受けたものでその運搬まで承りました
焙煎機本体が約200kgほど
我々は普段から薪ストーブなどの重量物を扱ってるのとはいえなかなか大変でした
下のブロックの微調整をオーナーさんに手伝ってもらいつつ、どうにか所定の位置に
据え置き出来ました。
位置が決まればそれに合わせて煙突を特注し取付します
焙煎機はチャフというコーヒー豆の皮が剝がれたものが多く排気されるので
左側の円錐形のサイクロンという容器である程度気体と分離します
サイクロンからは200Φの煙突が出るので集合煙突の入り口を開口し接続しました
焙煎機の煙道火災
少し脱線しますが大事な話なので注意喚起です
こちらは焙煎機で使用していた煙突をバーナーで炙った様子です👆
焙煎機のチャフなどが蓄積した状態は火が着きやすく、定期的にメンテナンスしないと煙道火災に
なるケースが多いです。
今までの経験上、比率的に言えば薪ストーブより全然多いです。
焙煎機を使用するなら最低でも1年に一回の煙突掃除は必須だと捉えて頂けると幸いです
「nido coffee roastery」12月3日グランドオープン
早速プレオープンにお伺いさせて頂きましたが以前の店舗よりかなり広くなって
雑貨なども増えてました
「nido」さんはご夫婦で定期的にヨーロッパに行き、
現地で雑貨を見て回り店舗に持って帰るというスタイルでして
毎回行く度に見たことない可愛らしい雑貨が
置いてあるといった面白いお店です。
扱ってる食品関係は自然由来のものにこだわってまして、
有機栽培の豆や無農薬栽培の豆を使用しており、カフェオレに使用するミルクはノースプレインファームの有機牛乳、
輸入品のジャムやピーナッツバターまで有機素材のものでした。
オーナーの中野さんご夫妻はイベントにも引っ張りだこで、いつも場所に囚われず様々なところに出店してるという印象があります。
私たちのお客様でもある士別市のパン屋さん「cotori」さんも「nido」さんの豆を使用してまして、
「cotori」さんの奥様が言っていた「nidoさんはどこに行ってもnidoさんなんですよねぇ~」
という言葉が妙にしっくりきます。
大人気の「cotori」さんのパンも定期的に入荷してるので要チェックです
新しくデザインした看板も掲げてやっとここに落ち着いたといった感じかと思いますが、
和寒町→旭川市1条17丁目→旭川市8条2丁目と、どんどん忠和に近づいて来て頂いて嬉しいです。
皆様も是非、美味しいコーヒーとここにしか無い雑貨をお楽しみください!
ホームページ
インスタ
https://www.instagram.com/nido_coffee_roastery/