冬の北海道で停電時の暖房は?電気を使わないペレットストーブの可能性
もし冬の北海道で停電になったら
2018年9月6日に発生した北海道胆振地方東部自身による北海道全域の停電「ブラックアウト」は大きな問題となり、
今までこれほどの大停電を経験したことのない北海道民も一時は防災グッズに大きく関心を寄せていました。
エンジンの発電機やカセットコンロ、懐中電灯などを一通り揃えたという方も少なくないと思います。
ただし、あのような大停電が-20℃以下にもなる冬の北海道で起こった場合、いの一番に必要とされるのは暖房ではないでしょうか。
電気を必要とするストーブは止まり、灯油や発電機に必要なガソリンも手に入るかわかならい状況というのは
考えただけで恐ろしいですし、考えたくもないのが正直なところです。
震災直後は私たちの元に、停電時も使用できる暖房=薪ストーブという認識で来店されるお客様が
多かった印象があります。
でもやっぱり薪ストーブは価格や手間や薪を置くスペースなど様々な問題でハードルが高いです。
一人で思い経っても家族の了承が得られない場合も多々あります。
北海道の暖房の救世主!無電源ペレットストーブ「フィオレッロ」
そんな思いがあってイタリアで開催された世界最大の木質ストーブの展示会で出会ったのがこのストーブです。
LAMINOX IDORO社の無電源ペレットストーブ
中でも値段も手ごろで日本にも受けいられやすそうだったフィオレッロという機種を取り扱うことにしました。
「これこそ今まで探し求めた北海道に必要不可欠なストーブだ」
弊社から参加した社員2人ともそう確信しました。
第一の理由として何といっても停電時も使えること。
それでいて熱量も9kwと高いので、真冬でもなに不自由のないレベルで生活が出来ます。
次に値段が薪ストーブに比べ安価なこと。
本体価格が30万円と比較的安価です。
煙突も120Φでの施工が可能で国産の煙突を使用するので
薪ストーブほど費用がかかりません。
炉壁も必要なく、プレート一枚で済みます。
更に従来の北海道の住宅にある集合煙突を使用する場合は施工費が極端に安く済みます。
燃料も薪をまともに買うより断然ペレットの方がお手頃です。
そしてお年寄りの方でも安心して使えるほど操作が簡単です。
デジタルは便利だけどお年寄りの方は混乱してしまうことがありますがその心配はありません。
電気的な故障をする心配が無いのも安心出来る大きな要因です。
操作や価格などの詳細はこちらをご覧ください
様々な環境に適応!三者三様の施工事例
①北海道第一号は剣淵町のゲストハウス「ペンギン家」さん
こちらに関しては既にブログでご紹介してるのでこちらをご覧ください👇
記念すべき北海道第一号に相応しい、面白い現場でした。
②旭川第一号は可愛らしい新築住宅
流石イタリア製
全体が白を基調とした可愛らしい新築住宅にも
違和感なく溶け込んでいます。
外の煙突はお好みに合わせて黒塗装することも可能です。
心配してた24時間換気の住宅の中でも外気導入を付けて室内の給気も十分にある環境なら
後は煙突をしっかり施工すれば問題なく燃焼出来ます。
こちらでは女性の方が使用してますが、掃除も操作も簡単なので安心です。
③集合煙突に無電源ペレットストーブ
これぞこのストーブが北海道でこそ活躍するだろうと思った一番の理由。
集合煙突での利用が早速形になりました。
ご利用になるお客様は御年79歳のお父様。
今まで薪ストーブを使用してましたが、もう体力的にきつくなってきて違う暖房を
探してたところ、ご近所ということもあってワンちゃんの散歩がてらショールームに足を
運んでこのストーブに巡り合いました。
今ある薪が無くなり次第直ぐに入れ替えて欲しいと即決して頂き、全国でも初となる集合煙突での
利用が実現しました。
実はこちらの現場、某テレビ局の撮影がありまして後日放送予定です。
放送日が決まったら正式に公表するのでご期待ください!
果たしてこのワンちゃん越しのストーブの映像も陽の目をみることになるでしょうか。
テレビに出れるといいね~