旧校舎に薪ストーブ3台導入!美瑛町旧俵真布小学校「チカラノ」
廃校を活用し自給自足をテーマにしたコミュニティ施設 「チカラノ」

美瑛から東川の忠別湖へ抜ける途中にある俵真布という地域。
人口70人ほどの地区にある旧俵真布小学校を拠点とし、
住まい、食、エネルギーの自給自足を目標に、持続可能をテーマにしたコミニュティ施設。
それが「チカラノ」さんです。

住まいの自給自足としては、
土を利用してドーム型に積み上げたアースバッグ、

冬は雪と氷で創りあげるアイスビレッジの作製を得意としてます。
※旭川駅前アイスバー
依頼があれば場所を問わず、特にアースバッグは日本中に何棟も建てているそうです。
また、俵真布で離農した民家を改装し、一棟貸切で民泊できる施設も運営してます。
旧校舎の食堂「チカラノ食堂」では
チカラノさんで育てた野菜や地元で獲れた鹿肉を提供し、食の自給自足を
体現してます。

そこでいよいよ今回、3台の薪ストーブを設置して
ご自身で所有する山から薪を調達し、本質的なエネルギーの自給自足を実現します。
校舎という広い施設ということもあって今
まで灯油代が月にピークで13万円ほど
かかっていたとのこと。
なので高価に思える薪ストーブの費用も、薪を自給自足すれば採算に見合うと
代表の吉田さんは考えています。
なんとも大胆で合理的で、面白みのある考え方だと思います![]()
また、金銭だけじゃなく様々なプラスαが見込めるのが薪ストーブ
の魅力ではないかと思います。
正式発注から僅か10日で完成!試されるチームワーク
昨年の12月。
チカラノさんから町の薪ストーブ設置の補助金申請が採択されましたと
大変喜ばしい連絡がありました。ただし、補助金の条件として年内に完了するのが絶対条件。
旧校舎に大型薪ストーブ3台設置という大仕事が年末に待ち受けてるとは正直思いもよりませんでしたが、
こういう状況でこそ燃えるのがチーム横山です。
すぐさま煙突部材とストーブを発注して準備が整うまで5日間。
横山現場チームフル動員で現場入りして5日間。
終わってしまえば僅か10日間の出来事とは思えない内容で
チーム横山の真骨頂、チームワークが試された貴重なお仕事となりました。

筒師の本領発揮!足場から鉄筋コンクリート穴開け作業まで全て自社完結

高さ10mほどの場所で作業する為に先ずは足場を組みます。
基本、足場はいつも自分達で組みますが、5段にもなると
ぐらぐら揺れて不安定なので今回は壁にアンカーを打って固定しました。
これを解体しては組んでを3ヵ所繰り返します。

そして今回の現場、最大の関門はこれ。
鉄筋コンクリート(RC造)の穴開け作業です。
コンクリートの厚みは170mm、径は200Φの穴を3つ、
+外気導入の為に80Φの穴を一つ、径4ヵ所の穴を穿孔します。

この作業は社長横山がこの日の為に用意したドリル部材を駆使して開けていきます。


かなりの確率で鉄筋が入ってますが、鉄筋もろとも切ってこの通り。
なんかこれ、なにかの台とかにでも使えそうです(笑)

横引きが一部屋貫通したりして


8~10m級の煙突が3本、天空に向かって真っすぐ立ち上がりました。
このドラフトの命となる主要な縦煙突は曲げないのが筒師横山のポリシー。
それを実現する為に支持金具も自主製作しております。
千差万別!3社の薪ストーブが集結
各部屋に設置されたのはそれぞれ違うメーカーの薪ストーブ。
先ずは事務所(旧職員室)にクアドラファイア社のエクスプローラーⅢ。

最大暖房面積372㎡(約225畳)の超大型薪ストーブです。
17,700kcal/hという他の追随を許さないモンスター級の薪ストーブが
拠点となる事務所を最大限に暖めてくれます。
直火が当たる天板で料理が出来るのはこのⅢモデルのみ。
やかんでお湯を沸かしておけば加湿にもなるし、いつでも好きな時に
お茶やコーヒーを直ぐに提供出来たりと、ベースとなる部屋にぴったりな
ストーブだと思います。
次に休憩スペース(旧図書室)にモルソー社の3610CB

こちらもモルソーシリーズ最大の薪ストーブで、
12,060kcal/hの大型モデル。
重量195kgの鋳物の塊は一度暖まると冷めにくい性質があるので、
吹き抜けになって2階に繋がっている広い空間を持続的に暖めることが出来ます。
160年以上の歴史を誇るデンマーク貴族御用達のメーカーともあって、
クラシカルで気品のある雰囲気が図書室として長年親しまれた場所に
まるで昔からあったかの様に溶け込んでいます。
そして食堂にはライス社のQ-TEE2C USを設置。

こちらではチカラノ食堂という名前で完全予約制で
チカラノさんで採れた食材を原料に料理を提供しております。
ライス社の薪ストーブの魅力は何といっても魅せる炎。
「火の芸術」とも称される美しい炎が、地産地消にこだわった料理の価値を
更に高めてくれるでしょう。

1時間以上に及ぶ社長横山の焚き方説明の後に、
オーナーの吉田さんご夫妻と記念撮影。
これで 目標だった住まい、食、エネルギーの自給自足を全て体現できる施設と
なりました。
吉田さんは他にもテントサウナや焚火会など常に面白いことを企画するのが
大好きな方なので今後の活躍に要注目です。
なんか、毎年来るたびに新しいことしてそうで楽しみですね![]()


