構造 基本的に電気式のペレットストーブは①ボタン一つで電源オン②燃料タンクからペレットが燃焼ポットに自動供給③点火ヒーターで自動点火④排気ファンによって煙が室外に排気されるという動作をします。機種によっては手動点火式のものや、室内全体を早く暖める温風ファンが内蔵されているものと、ストーブ本体が熱を持ちストーブ周辺からじわじわ暖める輻射式のものがあります。 機能 タイマーや温度調節機能・自動で着火&消火を繰り返すエコモード機能・現在の給気量をコンピューター管理して排気量を調節する給気補正機能・リモコン機能など便利な機能を有したストーブがあります。安全対策としても、耐震装置・点火失敗・燃料不足・温度&負圧センサーなど何かトラブルが発生したら瞬時に消火モードに移行する機能を有してるので安心です。ペレットストーブは云わば「ハイテクノロジーな薪ストーブ」と捉えてもいいかもしれないですね。 エディルカミン ミヤ パラゼッティ リア 山本製作所 ほのか 施工 近代の北海道の住宅は高気密住宅で24時間換気(1種・2種・3種換気)が義務付けられています。 その様な住宅の場合は室内の気圧の影響を受けにくい強制吸排気(FF式)での施工となります。 ただし、そうではない自然換気の住宅の場合は強制排気(FE式)で施工することが出来ます。 特に気密性の高い3種換気(強制排気)住宅には密閉式(シールドタイプ)のペレットストーブがお勧めです。 薪ストーブと比べて煙突を施工する必要が無く、防火壁を施工する必要が無いので費用はかなり抑えられますね。 因みにペレットストーブの推進国イタリアでは煙突を立ち上げることが義務付けられているんです。 もちろん停電時の安全性や、ご近所への煙の配慮として煙突を立ち上げる方が理想なんですよ。 お手入れ 普段ユーザーさんが行うお手入れには、ガラスの清掃、灰受け皿の灰の処理などがありますが、お掃除する上で一番大事なのが燃焼ポットの清掃です。ペレットを燃やすと煤や灰が出ます。それらで燃焼ポットの穴が塞がると着火不良になるので、清掃はなるべく毎日行なうのが望ましいです。ブラシやヘラで灰を取り除くか、専用の掃除機を使用すると1分もかからない程度です。灰の付き方はストーブの性能や、燃料の質によって頻度はまちまちです。1日でクリンカーという塊が残ることもあれば、調子が良ければ1週間掃除せず燃焼出来る時もあります。燃料の質は同じ工場で製造したものでも、木を伐りだした時期や、クリンカーの原因となる樹皮や泥などがどれ程含まれていたかによって違いが出ます。 燃焼ポットのクリンカー ガラスの清掃 灰受け皿の灰処理 FacebooktwitterPocketCopy