暖炉から薪ストーブへ変身!ふもとの山小屋こと「層雲峡ホステル」
北海道有数の温泉街、”層雲峡”
日本一早い紅葉が見れることで有名な大雪山系のひとつ、
”黒岳”の麓にぽつんと存在するゲストハウス「層雲峡ホステル」
事の始まりは3年ほど前、オーナーの志水陽平さんと偶然お会いした際に
「宿に暖炉があるんだけどうまく燃えなくてどうしたらいいでしょうか?」
という問いかけがきっかけでした。
この悩みを持ってる方は意外と多いです。
欧米諸国を中心に昔から当たり前にあった暖炉。
見た目のかっこよさから憧れで導入したとしても、密閉度の高い現代の住宅で使用するには
煙突にファンを付けて強制的に排気しないと逆流を引き起こしてしまいます。
そこで薪のエネルギーをもっと効率的に、もっとクリーンにと、各国の先人たちが知恵を
注いで進化してきたのが薪ストーブなんです。
とういう訳で先ずはこちらのごつい暖炉を撤去します。
支持を外した時にどれ程の重さがのしかかるのか、
未知数な恐怖に耐えながら慎重に慎重に切断していきます。
この工程は写真など撮る余裕がありませんでした
とりあえずこの宙に浮いた鉄の塊は思った以上にしぶとかったです。
薪ストーブを乗せるため窪みにモルタルを引き、暖炉の燃焼炉を”炉台”にしてしまいます。
この辺はボス横山の得意技。
炉台の完成で今日はこれまで。
後日、事前に用意した横山お手製の部材もばっちり収まり。
はい完成!
薪ストーブは奇抜なデザインが多いアンヴィクタ社のモンドール。
大自然と共存したくさんの人が目にするこの空間、大きくて立派な炉台に負けない
大きさと強い個性が見事にマッチしてます。
問題だった燃焼もこれで万事解決!
志水さんとスタッフさんもこの喜びようです
それはそうと志水さんしかり、スタッフさん達はお若い方が多く
皆さんキャッキャ♪と楽しそうで、フレッシュなエネルギーを
充填できた気がします。
それに付け加えこのあたりの空気のおいしいことと言ったら、
なんだか心が浄化された気持ちになりました。
そこにこの薪ストーブがデーンと遠赤外線を放出してる訳ですから至福の空間でしかありませんね。
いい出会いがあって、いい宿に巡り合えていい仕事だなとつくづく実感しております。