幌加内町:そば殻を原料としたバイオコークスでエネルギー自立への挑戦
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そば生産量日本一の幌加内町で生産されたバイオコークス
北海道民なら良くご存じかと思いますが幌加内町は日本最大のそば生産量を誇り、全国1等の格付けを受けたそばのうち96.4%が幌加内町で生産されております。
その幌加内町の新しい事業としてそば殻を使用したブリケット状の固形燃料「バイオコークス」を製造・販売する計画が始動し始めました。
既に米の産地として有名な新潟県ではもみ殻を燃料にしていたりと、なんとも地域性の高い取り組みだなと感じております。
製造場所は幌加内町の旧そば加工工場。
今後は石炭コークスの代替実験や、町内の公共施設に試験的にバイオコークスボイラーを設置する計画があります。
年間300トン余り発生するそば殻やそば残渣(未熟種子、茎等)は今まで大半が廃棄物として処理されていましたが、現在問題視される化石燃料の代替として「バイオマス燃料化」し、脱炭素につながる再生可能エネルギーへの挑戦となります。
野外用薪ストーブ「クアルバXL」で燃焼展示
弊社として頂いたのはバイオコークスを燃焼展示する為の野外用薪ストーブ「クアルバXL」の導入です。
4面がガラスになっており4方から炎を眺めることができ、天候に左右されることなく野外ならどこでも燃焼させることが出来ます。
そば殻単体では燃焼が難しいので焚き付け程度の薪を使用して燃焼します。
豪快に炎が上がるとかなり迫力があり周辺は結構熱くなります。
本体の材質はコールテン鋼を使用しており、時間と共に赤褐色の鯖が形成され味わい深い色に変化します。
今後町のイベントなどでバイオコークスを燃焼して魅せるとのことです。
近頃このような再エネに関する各自治体の取り組みに関わらせて頂いたり良く耳にしますが
その中でも取り分け面白い事業だなと思います。
地球温暖化を防止するという世界規模の問題をこれといった革新的な解決策が見い出せない中で
各地域で自分達に出来ることは何かと趣向を凝らして取り組む姿勢が大事なんだと
一人でも多くの人に伝わる事を願ってます。