毎年秋にノーベル文学賞の授賞式が行なわれる時、ここ美深町にて、”ハルキスト”と呼ばれる村上春樹の熱狂的なファンが集まり「村上春樹またも受賞ならず!」という報告で肩を落とす様子が、ニュースで流れるのももはや恒例となっています。

その美深町にまた一つ、全国のハルキストが集いそうな宿泊施設ができました。

築50年以上の石煉瓦積みの2つの建物を改装して、”宿泊できる書斎”というコンセプトで営業します。

この煉瓦がなんとも珍しく、少し青っぽい風貌で。

この頃のコンクリートは年数が経つと劣化することなく、青みがかって逆に硬化していく特長があります。

これを「ワーカーブルー」と言うのですが、奥行き50cm、150Фの横煙突の穴を広げるのに、たがねとハンマーで1日中叩き壊す作業はゆるくなかった

消防の関係で集合煙突に笠を付ける必要がありましたが、煉瓦煙突の補修と笠付けは横山のお手のもの。

どことなく星を連想するたくさんの釣り下がった電球、そこに薪ストーブ(ドブレ640WD)の炎がゆらぎ、薪のはぜる音だけが聞こえる様な静かな空間で読書する時間は至福のひとときでしょう。

時を同じくして今年、美深町の旧赤煉瓦倉庫を改装し、地元の羊の肉を使ったジンギスカンや世界初の白樺樹液ビールなどの地ビールを提供する施設が完成予定なんです(もちろんそこにも薪ストーブを設置する予定)

今後美深に立ち寄った時は、赤煉瓦倉庫で食事をして、夜は青煉瓦ホテルで一泊するなんていう”美深町煉瓦ツアー”なんてのも面白いかも知れませんね